将棋倒し knock-on 2005 3 26

 キルギスでの政変を、「どこか遠い国の出来事」と考えてはいけません。
遠くで、小さなモニュメントが倒れると、どうなるか。
 中国とトルコを結ぶ線上には、
複雑な民族事情を抱え、いつでも世界の火薬庫になりうる地域があります。
 キルギスは、中国に隣接していますが、
「将棋倒し」のように、次から次へと、「キルギス効果」が波及し、
最後には、この「将棋倒し」の行き着いた先は、中東だったということも、あり得ます。
 そして、「将棋倒し」の途中には、
サウジアラビアに匹敵する埋蔵量(原油)があるとされるカスピ海地域を通ります。
そういうわけで、この「将棋倒し」は、よく燃えるかもしれません。
 いずれにせよ、旧ソ連とアジアが接触する地域、
あるいは、旧ソ連と中東が接触する地域には、大きなリスクがあるのです。
ところで、中国も、中国奥地で、複雑な民族問題を抱えているはずです。

リスク risk 2005 3 23
 トルコと中国を結ぶ線上(ゾーン)にリスクがあります。
おそらく、国際情勢は、これから本番でしょう。
 それなのに、肝心のアメリカは、前座の試合であるイラク戦争で、
泥沼に、はまってしまい、身動きが取れなくなっています。
実に残念なことです。

「戦略的思考 strategic thinking 2004 1 21」から。
トルコと中国を結ぶライン上も、世界の火薬庫となる可能性があります。
この地域も、多くの民族が住んでおり、民族紛争の可能性があります。

21世紀 twenty first century 2004 10 9
 21世紀初頭の歴史は、
アメリカが、中東の戦いで、深手を負い、
これが致命傷となって、国際舞台から消えていくでしょう。
 中東の戦いは、湾岸戦争とイラク戦争、
そして、最終的な戦争を含めて、第三次世界大戦と呼ばれることになるでしょう。
 同じ時期に、ロシアと中国に、強力な政治指導者が立ち、
覇権を争うことになるでしょう。
 この争いは、戦争へと発展するかもしれません。
それは、中国において発生する「石油不足と食糧危機」が、その原因となります。
ロシアと中国の戦争は、第四次世界大戦となるでしょう。
 アメリカの未来は、イギリスです。
「栄光のイギリス」を知る人は少なくなりましたが、
今度は、「栄光のアメリカ」と呼ばれることになるでしょう。
 日本は、どうか。
確かに、21世紀初頭に、日本の繁栄は、あり得ました。
しかし、世界最速で進む少子化が、日本の命取りになるのです。
 やがて、21世紀後半には、
文明の中心は、東南アジア、そして、オセアニアと移っていくでしょう。
 そうすると、20世紀に、大国や先進国と呼ばれた国は、どうなっているのか。
それは、気候変動が、大きなダメージとなって、衰退していくのです。
 こうした未来を変えることはできます。
しかし、それには、相当の努力と覚悟が必要です。
 「現代のタイタニック号」は、向きを変えられるのか。
今、地球に住んでいる人たちは、タイタニック号に乗船しているようなものです。

原油 crude oil 2004 2 12
 今日(2004年2月12日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「昨年の原油需要 中国、日本を抜く」
「専門家によると、
『現在、中国の一人あたりの石油消費量は、日本の1割程度。
それが、世界平均である中南米並みになれば、
中国全体の消費量は、全欧州を上回る』と試算。
『一人あたり消費量が、現在の韓国の4割程度になった段階で、
全体の消費量が、アメリカを上回る』と分析する。」


















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